第50回の県農業委員大会が、種苗交換会開催地の湯沢市(文化会館)で行われました。
今回の大会は、改正された農業委員会法施行後初めての開催であり、県農業会議が一般社団法人化となって最初の大会でした。
大会では開催地の県南地区(大仙、仙北、美郷、横手、湯沢、羽後、東成瀬)が運営委員長や議長などをつとめるという規定があり、今回は羽後町の小野会長さんと私が議長団として議事の進行にあたりました。こちらが県大会議長団をつとめたのはこれが3回目ですから、県南地区にも案外短いサイクルで大会(種苗交換会)がまわってきていることになります。
すでに新農業委員会法にもとづいて新しい農業委員会体制に入った市町村も県内にはあります。しかし残りの多くは来る12月議会などで条例を定め来年の7月改選時に新しい体制に移行します。そういう歴史の節目となる大会でしたので、壇上では、感慨を深くしながら進行の時を過ごしました。
大会では、農業会議会長表彰も行われ、15年以上就任の委員表彰者31名のなかにわが村からは、谷藤怜子さん、伊勢谷勝美さん、高橋忠弘さんの3委員が入りました。帰りの車中、村の同僚委員一同の心を込めて長年の活動に敬意と感謝を申し上げました。
大会を準備する運営委員会の前に、さっと農産物などの展示場に立ち寄りました。時間がなかったので村の加工研究グループが農林水産大臣賞を受賞した加工セット品や、トマト、りんどうなどを目にしただけですが、ほかの作物やキノコ、民芸品などをふくめ、村からの出品の種類がこのように多彩になっていることはほんとにうれしいこと。
会場にならぶ全県からの品々はみなさんの長年の技術の蓄積が産んだ努力の結晶で、芸術品みたいなものばかり。種苗交換会は、いわば「農の芸術展」ともいえるものです。