23日は村産業文化祭の実行委員会、それを終えてからは特養ホーム幸寿苑の敬老会へむかいました。会では、今年も「玉扇津久美会」による踊りの披露があり、みなさん大いに楽しんでおられました。苑を利用されている方々の中には、仕事や山歩きなどをいっしょに過ごした方もいますし、ほかにも様々な面で教えをうけお世話になった方々が多く、この日は一年に一度のごあいさつの日でもあります。一年経つごとに、お体の衰えが目立つようになる方も中には当然おられ、複雑な気持ちが胸にくる日でもあります。
前日は彼岸の中日。彼岸入りしてからの毎日は、妻の手による仏壇のお膳にもキノコなど秋の恵みが供えられます。仏様たちもマイタケなど初物の香りを楽しんでいるでしょう。
稲刈り作業の早いハサ架け乾燥(写真のハサ架け作業は間木)の方々を皮切りに村は穫り入れ本番へ入りました。土曜、日曜は我が家も稲刈りはじめ。こちらの収穫作業は、実りに合わせる稲刈りではなく自分の都合と天気に合わせる稲刈り。できるならもう少し日を経てから作業にとりかかりたいのですが、合間にひかえる諸事あり、また雨天もやってきそうなので、晴天の休日、援軍を得て予定通り作業を強行しました。
稲刈り始まりの日の朝、母が神棚に御神酒を供え「作業の無事と収穫への感謝」で鈴を鳴らし拝みました。9月、10月の農山村は、仏様、神様へ特別の感謝を祈りご報告する季節とでもいえましょうか。
稲刈りを楽しみにしている童も参加。「この角、ぼくが刈ったのだよ」と得意げでこちらに報告する童。2年生になれば、教えると角刈りもできるようになるもので、手伝いのうごきも一年増しに役立ち度が濃くなってくるものです。
稲刈りのたんぼは童のよろこぶ生きものたちの宝庫。いつものように、稲株の間から跳び出したトノサマガエルやイモリをつかまえ、赤トンボを追いかけ生きものたちに遊んでもらっていました。今の時代のたんぼは、童たちにとって、動物園、遊園地、学校みたいなものですね。
刈り取り作業で感じた我が家の出来秋は、倒伏をきらい肥料をかなりおさえた分だけ稲株に勢いがありません。もみすり作業はこれからですが、今年は並作を下回りそう。