16日は社会福祉大会、17日は消防訓練大会にそれぞれ出席。
いずれも村人の安心・安全なくらしをささえる大事な活動をしている組織の大会です。私たち人間の社会は、ひろくとらえれば、奉仕、助け合いの心で成り立っていることを考え合うこの日はよい機会。
寿命80年をこえ、人は病気にもなるし、高齢でくらす年数も長くなり、「社会的な弱者」といわれる立場におかれて生活する確率も高くなります。そんな時代ですから、福祉とは、社会的弱者のために税がもっとも有効活用されている政治のしくみとも考えることができるのでしょうか。
国家も、県も、村も、すべて政治は税金で運営されていて、その税金はいわば「最大の助け合い、奉仕」の結晶のひとつともいえるものでしょう。時あたかも、医療、介護、年金などで、制度の今後をどうするかの国の審議会がはじまります。
社会の助け合いのかたちは、自助、共助、公助と、わかりやすく大きくわけられています。福祉の一番のカナメ、どこからみても、誰がみても、「これは必要だ」という公助の一線を後退させない、充実させるために、とくに助け合いの大元締めである国政に私たちは敏感でありつづけたいと思います。あわせて福祉と奉仕の心につらぬかれて活動する2つの団体が、3つの助け合いの輪のひろがりにいっそう力強く貢献されるよう期待したいものです。
消防の訓練大会はあいにくの雨。やや冷たげな風もあり、テントの中にいて雨合羽を着けてちょうどよいほどの空模様。途中少しの天気様子見もありましたが大会は続行。いつものように気概あふれる技が整然と披露されました。すべて「基本に忠実に」が訓練の最大のカギでしょうが、それぞれの分団、班の個性ある技と表情、動きも、観させていただく側としては魅力があるものです。とくに個性に私はいつも注目です。みなさん雨のなかご苦労様でした。