きのうは、水田農業再生協議会の幹事会と総会、それらを終えては国道342号通行に係る安全祈願祭で須川高原の栗駒山荘へ。祈願行事を終えたら下って午後は議会の運営委員会、そして夜は警察署東成瀬駐在所と消防分署のみなさんの合同歓送迎会と、めずらしく一日に5つの会議や集いが重なりました。
私にとっては、こういう時間配分の行事日程は大歓迎。内容によっては時間効率を優先させることが無理な行事もあるでしょうが、横の連携をとられてこのような組み立てにしていただければ、お互い、時間をより有意義につかうことができます。タテだけでなくヨコの連携・連絡も加えてものごとを編む、なにかにつけてこういう視点は大事ですね。
きのうは、毎年のことながら冬季閉鎖の道路ということであらためて考えさせられたことがありました。栗駒山麓とこの地域の観光・交流人口にかかわる日本海側と太平洋側を結ぶ国道398号につづき、要となる国道342号も早期開通しました。なのに、この地域の観光にとって訪れる方々から切望されていてもまだ開通できないのが二つの国道を結ぶ県道仁郷~大湯線(昔の栗駒有料道路)です。
開通できないのは落石や落雪の危険のためであり、昨年から年次計画で一定の落石防止対策等の工事が進められています。しかし、この現地で切にのぞまれているのは国道342号の開通にあわせてゴールデンウィーク前にこの県道も同時開通できることへの抜本対策です。これは栗駒国定公園とその周辺地域を訪れる宮城、岩手、秋田、東北、全国の方々の痛切な願いでもあります。
「二つの国道が通れるのに、なぜ、二つを結ぶ観光の要となる県道が通れないの?」ここを訪れる観光客のみなさんからよく出されるこの質問は、課題がいつまでも解決されないままだと、素朴な疑問がやがては厳しい目へ結びつくと考えなければなりません。
融雪時期の落石や落雪防止の抜本対策をとられて、「観光立国、立県」を裏づけるゴールデンウィーク時には安全通行できる「宝モノ」の県道の実現を、一年でも一ヵ月でも一日でも早く願いたいものです。
この日、来賓として出席された県議さんが、現地の実情を把握されてでしょう、ごあいさつの後半で仁郷~大湯線の早期開通のことに触れられました。県南の観光立県の要となる県際の県道、重要な観光道路でもありますので、今後も県議会の場などをふくめ、冬季閉鎖の早期解除実現に力を尽くしていただきたいと思ったところです。