1日、村の学校給食センターと食肉加工センターの竣工式と祝賀会へ議員各位とともに出席。食肉加工センターは県も重視している事業であり、中島副知事も式でごあいさつを述べられました。
村の牧場資源や立地条件をいかした産業振興策の一つとして、畜産は欠かせない要素です。村の伝統であった赤ベゴ(日本短角牛)飼育が、食肉加工での雇用確保とも結びついて新たなかたちで発展をめざす土台となる施設が、昨年の飼育舎に続いて竣工しました。
小さな村としては財政投下の大きいこの一連の大型施策実現を、全会一致で議決してきた議会の責務はひきつづき重いととらえます。とくに食肉加工センターは、通常の工場誘致とはかたちのちがう新たな事業展開であり、財政投下規模と建設目的にそう成果が長きにわたってあがり続けられるよう、様々な面で議会としてのつとめに今後も力を尽くしていかなければと思いました。
▼春休みの童と久しぶりに締まった雪の上と水辺に戯れました。めざすは、元棚田で段をいくつも豪快にジャンプしながらの堅雪のソリ乗り、それに清水の湧口でのセモリ(ヘモリとも呼ぶ、サンショウウオ)取りとサワガニ取り。
何度も体験しているので水辺での遊びは手慣れた童。水生昆虫のおかしな幼虫をつかまえたり、サンショウウオは簡単に見つけることができませんが、石を起こしては「あっ、サワガニいる」と目を輝かせ、やっと発見のサンショウウオには「ウワーッ」と歓声をあげていました。
童が入学前の頃は、サンショウウオは薬だからと、そのままその場で生きたまま呑みこみ「むかしは、こうやったんだよ」と童にとっては驚きの踊り食いを教え、「もう1回やって」などと喜んだりしていたものです。でも今年は「ダメ、かわいそうだから呑んではダメ」と言ったり、「呑んでみて」と言ったり遊び心は複雑な様子。1年経つと、童にいんな変化・成長のあることが遊びでもわかるものですね。もちろん手にしたサンショウウオもカニも生きています。
いろんな生き物が棲む清水湧口のミズバショウはいまやっと芽を出したばかりです。童は、雪上に落ちている桐の実やフジの実を親たちへの「おみやげ」にと拾い、「あっ、キノコある」と、ユギノシタキノゴ(エノキタケ)を見つけたり、バッケ(フキノトウ)もいっぱい手に。まわりを見て雪解けの様子がわかり、これで今冬の雪上遊びはおしまいと思ったらしく、「楽しかったね」の言葉をのこして帰りました。