春の言葉をあてる対象が一つずつ増えて

今日は、過ぎた週末に切りとった春のおとずれをいくつかご紹介です。

CIMG2806-1群生地で満開となったフクジュソウ。村のフクジュソウ群落は、北側斜面や標高の高い集落をのぞけばいずこも花盛り。肴沢など名のある群生地では、晴天だと国道からでも花の黄金色がわかるほど。

CIMG2809-1小川のせせらぎそばには、盛りのヒロッコ(ノビル)がいっぱい。これは早速「ヒロッコかやぎ鍋」で旬の香りと歯触りを、初物としておいしくいただきました。

 

CIMG2814-1CIMG2822-1毎年ご紹介している湧き水口のミズバショウもやっと芽を出したばかり。そばには、雪のなかで芽を出したのでしょう、まだ緑に染まらないアザミが柔らかい色で春の陽を浴びていました。アザミは細かく刻んで生のまま味噌汁のお椀に浮かべ、これも初物の香ばしさを楽しみました。

CIMG2818-1湧水といえばたいがいワサビはつきもの。取り立ての野のワサビで食べる刺身などは、山村にくらしているからこその食の小さなぜいたくともいえるでしょうか。

これまでは主に塩蔵、瓶詰、乾燥と、貯蔵もので野の味覚を食してきましたが、まもなく新鮮で若く活きのいい山菜たちが食卓から途切れない季節をむかえます。今年は雪解けが早い分、山菜の採れ始めも早いようです。ポパイのほうれんそうのように、山菜やキノコから活力をもらう当方にとって、今年はいつもの年よりも早く体が活性化できるかもしれません。