別れの日々がつづきます

異動にともない、庁舎や自宅で転出転入される方々からのごあいさつをうける日々がつづきます。

朝は消防分署長をはじめとする分署のみなさんのご訪問が庁舎であり、学校では離任式もあったようで、その後に転出される先生方の合同あいさつ会も役場でおこなわれました。
帰宅したら、これも大変お世話になった方がみえられたようで、退職あいさつの名刺がおかれていました。

同じ異動でもはたらく土地がまったく違う場所となる学校や県職員、国家公務員、そして民間などの異動、そういう職に就く方々は退職までに何度の異動(移動)をするのでしょうか。

職の定めだから慣れてしまえばどうということがないかもしれませんが、ご本人はもとより、もし家庭環境にも変化をともなう異動だと、そういう方々の心模様をいろいろと察してしまうのがこの季節です。平成の市町村大合併後は、市や町でも広範囲の移動を伴う異動が結構大きくあるのでしょう。

お世話になったわれわれは、豊かな人材を村からはなしたくないのですが、移動をともなう異動はさらにそのご本人を磨くまたとない機会でもあるはず。異動(移動)の春は人間をより成長させる季節ともいえます。

新しい任地には、そこはそこで誇れるすぐれた自治があり、また職場や地域の特徴があるというもの。みなさんの新任地での新たなご活躍をお祈りするとともに、公私ともにお世話になったことへのお礼を申し上げます。

▼そういうあいさつ会を終えて後、恒例の村の表彰式へ。功績や、スポーツ、芸術・文化で優秀な成績をおさめた方々の表彰があり、今年は副議長と当方も5期にわたって議会の職にあったということで「自治功労」の賞を授かりました。

二人とも現職であり、しかもこの仕事は「やってあたりまえ」の当然の世界ですから思いはやはり複雑でしたが、ここは率直に席にならびました。表彰は、活動をささえていただいている村民のみなさんや家族への感謝、初心を忘れないようにという一つの教えのしるしと受けとめました。

CIMG2778-1CIMG2779-1CIMG2777-1▼午後、椿川方面まででかけた途中雪を渡って成瀬川の岸辺に立ち寄りました。流れは、晴天午後になっても底石がみえる程度の薄い濁りで、川は清らか静かなもの。先日までの勢いある流れはいったんお休み状態です。雪消の早い岸辺の土手には、おいしそうな野生のヒロッコ(ノビル)が旬の顔を出していました。