10年以上前に村で少しの移住生活をされ、その後長野県に定住されたOさんが、学校の春休みを利用してでしょうこの連休にお子さんたちを連れて村を訪れました。ここで生まれた一番年下のHさんもいま小学校を卒業したということです。
Hさんは記憶にはなかった自分の生まれた村をはじめて目にして、またOさんや、当時小学生だった年上のお子さんも、みなさん「わが村の雪の多さにびっくり」という感想をもたれたようです。
雪がこんなに少ない年なのに、ほかに比べれば村の積雪はやはり「異国」というほどにケタ違いの多さ。あれからひと昔10年以上経った春の村(まだ冬と思ったかな)は、ご家族の脳裡にまた新たな記憶を刻んだことでしょう。
晴天なのに風が冷たかったきのうは別にして、雪解けがどんどん進んでいます。
雪解けの進み具合は川の流れにもっともよく現れます。冬の静かな流れはとっくに終わって、成瀬川も支流もみんな勢いが強くなり本流は笹色の濁りが一日中続くようになりました。
私の散策する河川敷も、水辺や木立の根元から雪解けがすすみ、雪のなかで成長を続けるユギノシタキノゴ(エノキタケ)が少しずつながら顔を見せるようになりました。また、山里の幸(山菜、キノコ)だよりを書ける季節がやってきたのです。
今朝のごはんは、そのユギノシタキノゴの初物味噌汁でいただきです。