成瀬ダムで行政懇談会と現場視察

CIMG0023-1CIMG0029-1きのうは村議会の行政懇談会がおこなわれました。懇談会は毎年開催しているもの。成瀬ダム事業について、小松所長さんをはじめとする成瀬ダム工事事務所幹部職員のみなさんをお招きしての村議会恒例の研修です。

懇談会は、あらかじめ準備した全体の研修課題(事業概要、今後の事業工程、工事事務所の建設計画等)についての質問や、個別質問(赤滝神社関連、成瀬川の流量等、伐採木の処分等、原石採取候補地、コア倉庫新築等)へもふくめて説明をうけ、質疑応答が交わされました。

会議後はダム事業現場を視察。昨年までは北ノ俣沢方面や成瀬川の右岸(東側)からながめる工事現場でしたが、今年ははじめて赤川を越えてつくられた工事用道路に入り、対岸の西側から事業範囲全体をながめました。多忙のなか、長い時間を割いていただきました工事事務所の所長をはじめみなさんには心から感謝です。

あらためて、ダムの堤体積が1200万㎥に及ぶロックフィルダムの規模の大きさを実感しました。世の中、たいがいのことにいえることかもしれませんが、立つ位置をかえることによって思考も一定の変化をみせるものです。

規模も質もちがいますが、地図上で、日本からアジア大陸やアメリカ大陸側をながめるのと、反対に大陸側から日本を眺めるのとでは、日本へのとらえ方がかなりちがう感覚、思考になるのと少し似ています。存在は人の意識をある程度決定するともいわれます。それほど大仰ぎみたことではないにしろ、「それは、どの位置、立場からみた考えか」ということには大事なことが含まれているものです。