ふたたび地区要望にこたえる会議

おととい、そしてきのうと、ポカポカのうれしい日和が続きました。積雪前の11月にこういうお天気がおとずれてくれると、雪国人は「今のうちに、ありったけの陽射しを浴びておこう」という気になってきます。

議会事務局提供
議会事務局提供

きのうは部落・自治会長に集まっていただく村主催の会議が行われ、議会として同席しました。春に村と議会でおこなう13地区から要望を寄せていただく会議が開かれています。その会議に続いて秋までの検討状況や変化などをそれぞれの地区代表に伝えるのが秋の会議の主な目的です。

当日集まった11人の地区の責任者の方々へ、ひとつひとつていねいに対応策や考えがしめされ、意見交換がひとりひとりと交わされます。小回りがきき目配りが細かく行き届く村の政治、つまり地方自治のひとつの典型的な姿は、たとえば村と議会と住民によって長年積み重ねられているこういう要望とりまとめ活動と会議などにもみることができます。

こちらも当事者のうちの一人ですから、全国や県内の地方自治のそれぞれの姿にふれる機会が多くあり、他をみて村の到達を時々比較します。こういうしくみを村と議会がつづけてきていますから、あらゆる雪対策、村道や水路改良整備の推進、簡易水道設備の統合更新をはじめとする水対策、最近では全集落の街灯LED化切り替え推進をめざすなどの生活環境整備の徹底、加えて教育、医療・福祉政策、農業、商工業むけなどの産業振興支援策などが前進。「東成瀬はよくやっている」といわれるように、おそらく県内各市町村に遅れをとらない到達に村の自治はあるはずです。

市町村は住民の自治の力によってうごかされますから、小さいわが村はわが村なりの特徴をいかして独自の自治の道を走り続けます。どこの市町村とも同じように「より暮らしやすい地域づくりをめざし」てです。

CIMG0083-1▼今冬に焚く薪入れ作業をようやく終えました。これからは池の泥上げ、家屋や作業小屋、農機具格納庫の冬囲いと、合間合間をみて、ひとつずつ、少しずつ、冬を越す支度をととのえる日が雪の降る時まで続きます。

CIMG0082-1作業中、「あっ、きれいだごど」と妻の声。名は知りませんがある野草の穂をみてのこと。雪が下りてくる前の晩秋、初冬の野は、深山から里まで、来年にのぞみをつなぐ草木が今年最後のわびしげな美を一隅一隅で見せる時でもあります。