10月の農業委員会総会がきのう開かれ、会議終了後は村内の農地パトロールを役場農林課とともにおこないました。
利用されていなかったり、かろうじて保全されていた農地が、ワラビや景観作物のひまわり、それに大根が作付けされるようになった現場に足を運びました。
人の手が加わることによって村全体の農山村景観、「美しい村」が成り立つことをあらためて確認したパトロールでした。
途中、村の米利用施設や畜舎を視察。施設では、食味、品質でどこにもひけをとらない最高級のあきたこまち「仙人米」の新米が精製され、農地の有効活用と村の畜産振興とつながる飼料用米も積まれていました。
▼先日おとずれた赤滝、赤滝神社は小さな社で、能恵姫伝説に登場する湯沢市岩崎方面の方々の参詣は根強くつづいているようです。、社の壁にはそちら方面の土地改良区の方々が昭和45年7月に参詣した跡なども記されています。ここは成瀬川下流の民にとって雨乞いの社でもあったのです。
滝壺の周りは国有林。滝をすぐそばに見下ろすブナ林には、木炭をつくった旧い炭釜跡もまだ目に入ります。赤滝をそばにしての炭焼き、この釜の造り主は、たまの休憩時に釜の煙をあげながら四季折々の赤滝をゆっくりと眺めるときもあったのでしょうか。ひとりで、あるいは妻と二人でとか。
旧い炭窯のそばには、私がよく立ち寄るシラグヂヅル(サルナシ)の見事な蔦もまだまだ健在です。この蔓からも、炭焼き人はカンジキの輪を締める蔓をいただいたのでしょうか。
▼きのうの赤滝の写真少し暗すぎました。同じ日、同じ時刻に別のカメラで写した赤滝を載せました。おととい書き落としたことがひとつあります。滝の写真は、時間、季節、天候だけでなく、カメラなど機器のちがい、それになんといっても「技」のちがいで、まったく変わったものになるということです。わたしの写真は「写ればいい」という単なる記録なので「技」は別ということでご了解を。