今秋はじめての赤滝の紅葉

いつものように役場で用務を済ませた午前、村内への所用ついでに赤滝まで足をのばしました。三界山や南の森など焼石連峰はきのう朝に初冠雪確認です。議会では、20日発行となる広報の最終の編集委員会がおこなわれました。

DSC_0281-1DSC_0282-1DSC_0287-1DSC_0279-1さて赤滝。赤滝の紅葉は、私からみれば大きく分けて3つ区切りの美しさがあります。つまり、滝と、滝壺となっている渕の周囲の木々がほぼ3段階にずれて色づくからです。

とくに滝をもっとも美しく飾るもみじは樹種が様々、赤から黄まで色もちがいます。きのうは秋たけなわの赤滝第一段階の美しさというあたりでしょうか。いまはまだ緑、周囲でいちばん葉っぱが多いもみじがこれから真っ赤に色づくのが第2段階、わずかにみられるもみじが黄色に染まるのが華やぐ秋の最終章の赤滝です。

3つ区切りの美しさとともに、同じ区切りでも時間と天気で赤滝は様々な表情を見せます。

訪れる時が朝か、午前か、昼か、午後か、夕方か、その日が晴れか、曇りか、雨か、風や霧のあるなし、もうひとつ加えれば滝の流量、これらの違いひとつひとつで滝景色はみんな変化します。

それと、先の台風18号による洪水(茨城・栃木、宮城の大水害のあった豪雨)で滝壺の上下、とくに下流側は、石の配置も流れもここ数年に見られないほどずいぶん変わっています。宮城の河川氾濫で被害の大きかったのは県境をはさんだお隣の大崎市でした。赤川方面、ということは栗駒山麓方面への降雨がなみはずれて多かったことを、川の変化でまた再確認しました。

ところで赤滝。数年通い続けていますが、「これは見事」という紅黄葉を見られたのはまだ一度だけ。昨日も、晴天ながら風があり、雲がありで、色映えはやや物足りなし。滝の守り神・能恵姫様は、もっともきらびやかな姿を私にはなかなか見せてくれません。

CIMG0181-1滝への道沿いに、晩生のアケビが熟れていました。早生にくらべて食べ物はなにかと晩生は美味しです。むかしの童たちは、この季節の、晩生のアケビがおいしいことを知っていました。

栗の実の季節が終わったちょうど今頃は、熟れたヤマブドウと晩生のアケビ採り、それにブナグリ(ブナの実)拾いへと、放課後と休日のすべてをつかいました。たんぼや畑の穫り入れ仕事手伝いの合間を縫ってですが。

DSC_0295-1▼赤滝の戻り、先日眺めたいずくらの紅葉にも足をむけてみました。やはり風と雲もありお天気がいまひとつでパッとせずです。山の色づきはまっ盛りのうちにはいるでしょう。