▼小学校の祖父母交流・なべっこ会が25日に開かれ、娘の長男が1年生なので授業の時間に少し教室の姿を目にしました。参観となった1年生の教科は「生活」で、地域の方お二人が「豆名月」のいわれや昔ばなしをお聞かせする時間がくまれていました。
娘の嫁ぎ先側の祖母とわが妻は、講演やお昼の食事もふくめ午後まですべての日程に加わり、久しぶりに学校内でやや長い時間をすごしたようです。
▼26日は村保育園の「なるせっこうんどうかい」で少しの時間をいっしょにし、すぐにお隣の岩手県奥州市へ向かいました。
この日は、奥州市を走る国道397号の胆沢ダムと一関市を走る国道342号の祭畤(まつるべ)温泉間を結ぶ市道が念願の竣工となり、晴れの開通式の日だったのです。平成5年に事業着手し、総事業費約172億円で完成した2本の市道(総延長約15.9㎞)は、山域を走る二つの国道に劣らぬほどの道路で、ゆるやかでほぼ直線の道路にむかしの山道の面影はなし。所によっては国道よりも快適な走りができるほどです。
「この道路の開通によって、『須川・真湯の郷ゾーン』と焼石岳や胆沢ダムの観光資源を結び栗駒国定公園の周遊ルートが形成され、奥州市、一関市、東成瀬村の広域的な交流・観光道路として期待され」るという旨が、式典の主催者側からも来賓側からも共通してのべられました。くわしくは式典資料を写真にしましたのでご参照下さい。
式典後には奥州市側から一ノ関の祭畤温泉までパレードに加わり、そのまま帰りは高原に上がり須川温泉経由で帰路につきました。須川高原の紅葉は黄色があざやかになっていました。頂上付近はこの日でもう色づきまっ盛りの様子です。
▼27日は村の仙人郷まつりへむかい、開会式と餅まきに参加。その後、計画していた稲刈りにやっと手をかけました。
前日は小雨、夜になっては時に本降りもありましたが稲刈りを決行。雨のせいもあり、わがたんぼはとくにやわらかくてグシャグシャ。コンバインはズルズルと深みにはまりそうでやっとぬかるみから脱出というきわどい稲刈りでした。ついに最後は機械も入れず、わずかの面積は手作業での稲刈り。こちらの管理不行き届きによる事のてん末ですから、いつもの年のように妻は、「毎日、田さえってで(たんぼに通っていて)、何い、やってらなぁよぅ(何を、やっているの、まったく)」と、きっと心では思っていたでしょう。
仙人郷まつりで太鼓をたたいた童も、この日の作業のしまいに立ち寄りちょっと手伝ってくれました。ぬかるんではかどらず、こちらはやや渋みの面で作業をしていましたが、ほんのひとときでも童に加わってもらえば、笑顔がうまれ、心がおだやかになるものです。