来月23日午後4時~24日午後3時にかけて行われる、村産業祭・なるせ物産まつりの実行委員・幹事の合同会議がきのう開かれました。
それを終えて11時少し前に特養ホーム幸寿苑へ。敬老会の前に、今年100歳となる佐々木トミヱさんと後藤ナミさんお二人への国と村からの表彰とお祝いが贈られました。
私からは、いつもの年のように、山里の歳時記を少しご報告してあいさつといたしました。
苑での生活をおくる幾人かの方々は、若い頃にともに働いたこともある方。またはいろいろとお世話になった方々。なので、ここに足を運び、みなさんのお顔を確かめると、毎年、ともに過ごした過ぎ去りし年月を思い、胸がじんと熱くなるのを覚えます。
午後は、広域市町村圏組合の臨時議会へ。議会後には、建設中の熱回収施設(平成28年3月末に試運転終了、引き渡し予定のごみ処理施設)の工事現場を、市町村長など執行当局のみなさんとともに視察しました。
▼豪雪の山里ならではの最高品質のキノコたち。先週撮りだめしていたのこりを今日もご紹介です。発生量の多さ少なさは、私がキノコたちと出会ったり、お聞きした範囲での様子で、「それは、違うよ」という方もおられると思います。あくまでも、私家版限定情報ということで。とにかく、今年のキノコは「発生時期が早し」です。
種類順に、まずはシシタゲ(シシタケ・コウタケ)、今年は発生が並より少なし。私が最も好むクリカラモダシ(クリフウセンタケ)は発生量比較的多し。サモダシやモッコラ( ナラタケの仲間たち)は大発生。おいしいホウキタケとカノガ(ブナハリタケ)も豊作。
人里では、ハタケシメジが見事なほどの菌列をつくり、少し大げさにいえば、軽トラックの荷台いっぱいならぶほどの大群生と出会いました。超高級きのこホンシメジと同格のうま味をもちながらこれは収穫が楽。なにしろ車のすぐ脇で採れるのですからこんなに「ウマイ」出会いはそんなにあるものでなし。ただ、あんまり簡単なところに出るキノコなものですから、食毒の判定に迷う方が多く、実際、これと間違って毒キノコに手を出した方もあるようです。せっかくカオを出していても、そのままにされているハタケシメジが結構多くあると聞きます。「不安なものは食べない」がキノコ食の鉄則だからでしょう。
このシメジ、判別のむずかしいキノコでありませんが、私も、発生場所などをきちんと確かめなければ「食べられる」との判定を易くはしないことにしています。したがって、収穫の場合も、自分の家だけでの利用か、ごく身内での食にとどめています。おなかを痛められたりしたら大変ですからね。貴重なフジミャゴ(センボンシメジ)も今年は豊かです。
秋は、「山を歩けば何かにあたる」です。ボリュウムあふれるウラベニホテイシメジ、発生量の多くないウサギモダシ(ヤマブシタケ)、ヒラタケの仲間たちとも出会えましたよ。