タネマキザクラ満開

平年より早い雪消にあわせて萌えたブナは、標高800㍍近くまでポツポツと芽吹きが駆け上がっています。

村の里山は、軟らかな緑とタネマキザクラ(ベニヤマザクラ)やイタヤカエデの花が満開で、まもなく春黄葉本番の季節となります。

河川敷もヤナギの緑が映えるようになり、笹濁り色の成瀬川は、勢いを増した流れが冬の間に沈殿した河床の泥をもうほとんど洗い流したと思われます。

田子内やわが集落の里山は斜面の雪も目立つところはほとんど消え、お日様に温められた地面はウドザグ(ハナウドの仲間)やヘリザグ(シャク)で緑の範囲をいっきに拡げています。白の支配から緑の支配へと地面はたちまちのうちに装いを変えました。

こうなれば、ウドやアエコ(アイコ・ミヤマイラクサ)ホンナなど、遅出の山菜たちも本番入りがまもなくとなります。わが家で植えているヤマウドはもう食べ頃で、初モノをきのういただきました。

わが家周りではショウジョウバカマも花を開き始めています。いよいよ躍動の春本番がやってきました。