やはり2回目の屋根上がり

週末には3度目の強い寒気襲来が予報されましたので、「その前に済ませておこう」と2回目の雪下ろしにきのうとりかかりました。きのうはとりあえず住宅だけ、残りの農機具格納庫や車庫、農作業小屋などは今日以後になります。

わが集落のきのう朝の積雪計(役場から依頼された方が、毎朝、地域交流センターゆるるん前で計測)は130㌢。わが家はそれよりちょっと多めで、先日一度下ろした屋根なのに「またまた60㌢はあるなァ」と語りながらの作業です。

黙々とした作業なので、雪下ろしではラジオをよく聴きます。こういう時は、かっては難聴だったNHKラジオ第一放送も今はとても電波がよく入って聞こえ、番組の選択肢が増えています。

実は、村で公共放送のNHKラジオ第一がよく聞こえるようになったのは、毎年行っていた村と議会の政府や国会への要望活動がきっかけでした。難聴の現状改善を求める要望活動の内容が国会の委員会審議で取り上げられ、当時の関係大臣やNHK会長出席の下で質疑応答が交わされました。その後に急きょFM波による放送が構想され、村内矢櫃にそれ専用の電波鉄塔が建設されたという経緯をたどっています。その大筋は今年刊行された村の新しい郷土誌にも綴られています。

以前にもこのコーナーで記したことがありますが、このとりくみが全国の先進事例として注目され、その後、NHKラジオ第一の全国的な難聴対策に一定の影響をおよぼした歴史があります。防災の上でも、公共放送のNHK第一は欠かせぬ情報手段で、おかげで、昼も夜も、とくに夜の長い冬はラジオを聴く時間が夏よりずっと多くなるという訳です。

年末年始のいろいろな公的発行物へのごあいさつや行事あいさつの原稿もほとんど書き終えました。そんな訳で、ここしばらくの私の頭と体は「雪とどうむきあうか」に注がれます。

2年前の12月は異常な大雪で、20日現在のわが集落で2㍍を少し超える積雪となりました。それよりはまだはるかに少ない雪ですし、今朝は久しぶりに除雪車の出動も無しでした。このまま並みクラスの冬であってほしいと願う日々です。