生きものたちをささえる柿の実

相変わらず雪下ろし作業に明け暮れの日々です。あれをやりこれをやりなので、いっきに集中しての作業ができず、今日で2回目の雪下ろしをやっとすべて終える予定です。

今日は冬至。1㍍以上の積雪となり、村や奥羽深山のクマ公たちは越冬穴にはいったでしょう。例外はいるでしょうが。

昔なら、カラスなど野の鳥たちも次第に食べ物が枯渇してくる季節です。でも今のカラスや鳥たち、獣たちはまだまだ食べ物が豊富にあります。彼らの食を豊かにささえる筆頭格はもぎ取られなくなって久しい柿の実。

以前なら考えられないことですが、どこに行っても、もぎ取られない柿の実がたわわに実っていて、寒気で渋がぬけ実はどんどん熟しています。柿の実があるうちは彼らも安心。それに雪降る前にどこかに蓄えてあるのでしょう、クルミを咥えて道路に運ぶカラスもまだ時々見られます。

柿の実はテンも大好物。真夜中、早暁、まれに日中もと、柿の木に登って実を食べるテンの姿が見られるのも今の季節です。