小規模校ならではこその東中祭

8日、東成瀬中学校の学校祭へご案内をいただき生徒たちの熱演と学習内容の一部を参観。

今年の学校祭テーマは夢源。舞台のプロジェクターには生徒一人一人が自分の「夢」を掲げた姿が映し出されました。

生徒全員が「仙人太鼓」をたたき、生徒全員による吹奏楽、そして村の児童生徒たちが作詞した名曲「ふるさとの歌 ~悠久の風にのせて~」未来の章の全員合唱で祭りは締めくくられました。今年も、小さな村の小規模校の良さがよくしめされた感動いっぱいの学校祭でした。

▼3連休は、これからおとずれる雪の季節を前にして方々の片づけなどに少しずつとりかかりました。コンバインも掃除の仕上げを行い、注油も完了。こちらと同じで機械もあちこちにガタが来ていますが、整備点検を入念にしているのでまだまだ一人前(新品)並みの仕事はできそうです。

▼そんな作業の合間には、気分転換で近くの里山も散策。しばらく歩いていない間に生長した遅出のシシタケと出会ったり、過ぎた日に見過ごしてしまったたくさんのシシタケが真っ黒になって流れた(腐った)様子を見て「あーあ」と残念がったり、細いミズナラに生えているマイタケとの思わぬ出会いがあったりと、里山でも歩けばいろんな出会い、発見があるものです。あっ、そう、今時めずらしい超晩生のフジミャゴ(シャカシメジ)もむっくりと食べ頃の姿を見せてくれました。晩生だけにこれは味がピカイチでした。

里山では、マツシタキノゴ(ラクヨウ・ハナイグチ)も真っ盛り。そばの杉林にはスギカノガ(スギワゲ・スギヒラタケ)があっちにもこっちにも。近年になって毒キノコ扱いされるようになったスギヒラタケですが、多くの人々に長年食べ続けられたおいしいキノコですので、「そんな毒扱いを急にされても―」と今でもこのキノコに寄せる人気は根強く、健康な方では、たとえ毒といわれても長年親しんだ食習慣を放されず食べる人が少なくないようです。直売所をおとずれるお客さんの中にも「なんで、売らないの?」とたずねる方が毎年結構いるのだとか。

家周りの林や草むらでは、ケブダシキノゴ(煙出しキノコ・ホコリタケ)やサモダシ(ナラタケ)、それにナメコのようにヌメリの強いトヂナメラコ(ヌメリスギタケモドキの仲間)も黄金色に輝いて見られます。

相変わらずありがたいのは最高級キノコのハタケシメジがカオを出し続けてくれること。ハタケシメジたちなどのおかげで、秋の雰囲気をたっぷり味わいながら、キノコたちのにぎやかな食卓をおいしく楽しく日々囲むことができています。