村では、多くの家庭で食卓にのぼるサモダシ(ナラタケ)がいよいよ本番入りの気配です。写真はわが家周りの草むらにカオを出したサモダシ。
サモダシは手軽に採取できて発生量も多く、いろんな料理にもむき旨さも一等級。秋から冬の長い期間にわたって村ではむかしから最も多く利用されてきたキノコです。村の伝統食「納豆汁」にもこのキノコは欠かせぬ食材。
発生はまだはしりの状態で、今は数種あるサモダシのうちでもネスゲモダシ(ヤチナラタケの仲間)が多いようです。もう少し経てば、枯れ株や倒木に大量発生するサモダシも出てくるでしょう。それとも、深山ではもう出ているのかな。
草むらの倒木にはヌメリの強いトヂナメラコ(トチナメコ・ヌメリスギタケモドキ)の仲間も見えるようになりました。
▼わが家周りの草むらでは、時々の間をおいて次から次へとハタケシメジもカオを出し続けています。量はだんだんと少なくなりますが11月はじめまでおそらく途切れなく発生は続くでしょう。
ハタケシメジの発生盛期となり、おかげでキノコ界最高級の味覚をほぼ毎日のように味わうことができています。月半ば頃になれば今度は花壇にまでもカオを出してくれるでしょう。