果物の季節が来た

このほど、身内の農家からこの季節のおいしい果物、イチゴとサクランボをいただきました。

県南地方は伝統あるサクランボ産地です。なかでも産地としてもっとも歴史の長い湯沢市三関地区は、春先の霜や低温によるミツバチの活動不足などの影響で収穫量が極端に低下する見込みの報道がされています。

贈り物として喜ばれるサクランボだけに、生産者はもとより毎年贈答用を求めようとしているみなさんも、そしてこちらも「今年は、いつもより値が張るのかな?」と、ちょっと心配になっています。

さて一方、夏至を過ぎた村では野の木の実も熟れ始めていて、いま食べ頃となっているのはカンゴ(桑)の実です。

昔の児たちのようにしてこの実を食べる人は今はほとんどおりませんが、野の生きものたちはカンゴの実が大好き。とりわけツキノワグマは大の好物ですから、これからは、桑の実のある所にはクマがいると考えて、そばを通る時などは音を出して警戒を強めるようにしたほうがよいでしょう。朝夕の山際を散歩の方や、山の田んぼの水見回りの方々は要注意を。