ユギムシが出た!

9日以降比較的おだやかな天気が続き、村の国道は久しぶりに路面全体に黒いアスファルトが見える状態となりました。

そのおだやかさに誘われてでしょうか、9日の雪原には今冬はじめてユギムシの姿があちこちで目に入りました。ユギムシ(雪虫・セッケイカワゲラ)の姿を見るようになると、「春が来たぞ!」と自然のうつろいをとらえる私たちですが、俳句でもこの雪虫は春の季語となっているようです。

豪雪の村内では、水稲育苗やトマト栽培用パイプハウスを雪からまもる農家の懸命のはたらきが見られます。わが集落、村はずれ庚申塔そばにあるパイプハウスでも「去年より、雪はえっぺぇだ!」という法人経営の方々が雪寄せ作業中。ハウスのまわりは2㍍ほどの雪の深さです。それでももう2月も半ば、連休もふくめここ数日は降雪が一休み、ユギムシの姿だけでなく、肌にふれる大気の流れにもどことなく春を感じましたので、気分は少し軽くなります。こちらも、連休中に6回目雪下ろし最後のサイクルをひとまず終えました。今冬の雪下ろしはこれでおそらく締めくくりでしょう。

週末に所用で村内をまわった時の入道地区集落です。豪雪の村のこれが最高積雪深クラス時の様子です。同じ県内、同じ特別豪雪地帯指定の所と比べても、村の雪の深さはケタがちがうようです。

▼10日、県町村議会議長会の理事会と町村電算システム共同事業組合議会が開かれ秋田市へ。

理事会は、冒頭に全国町村議会議長会による自治功労者表彰(代表・三種町議会の金子芳継議長)の伝達を行いました。金子議長は、議会議長として7年以上在職された功績が讃えられたもので、県町村議会議長会の前会長職をつとめられた方でもあります。

全国町村議会議長会の表彰では、ほかに15年以上在職の議員が1名、県町村議会議長会事務局の遠藤正人氏も15年以上の在職職員として表彰されました。

また、県町村議会議長会からは、30年以上の在職議員として1名、23年以上の在職でやはり1名、11年以上の在職で5名の議員各位が受賞となりました。受賞された皆様へ、あらためて心からのお祝いを申し上げます。

理事会は、来年度の事業計画や予算などを決めました。すべて新型コロナ禍前とほぼ同じ内容で来年度の活動が計画されています。来年度こそは、通常の動きができる年であることを願いたいものです。

電算システム議会は、総額727,855千円の来年度一般会計予算などを決めました。