全員協議会と災害対策特別委員会

次期村総合計画の説明を受ける全員協議会と、豪雪対策本部設置にともなう災害対策特別委員会がきのう開かれました。

総合計画については昨年末に計画の骨子について説明を受けており、今回はほぼまとまった「素案」について詳しく説明を受ける会議です。

「総合計画」、そして人口減少問題に対する重点施策を示す「総合戦略」は令和3年度~令和7年度の5年間を期間とされます。これまで10年間の期間だった総合計画が5年間となり、その5年の間に、「毎年度、実施事業の評価を行い、(計画)(実施)(評価)(改善)の視点をプロセスの中に取り組み、不断のサイクルで継続的な改善を推進する」という手法がとられることになります。
本計画については16日までパブリックコメントが行われるようです。議会は今回の説明を受けた後、18日に計画内容についての意見や提言を述べる会議を再度開く予定です。

▼災害対策特別委員会では、今冬の積雪深の状況、村の豪雪対応状況についての経過や雪害等の把握状況(職員が各世帯を訪れて被害状況聴き取りなどを行っていて、この日の把握にそれはまだ反映されていない)、7日正午に設置された豪雪対策本部の主な業務などが村から報告されました。

役場所在地田子内の積雪深では、2月7日の238㌢が最高で、これは、48豪雪時の420㌢(2月14日)を除けば、平成29年度の240㌢(2月13日)に次ぐ積雪深です。もちろん豪雪被害が甚大だった昨年度の223㌢(2月10日)よりも今年度は深い積雪となっています。

この段階で村が把握している被害については、除排雪中の人的被害が1件、構造物などの破損が1件、用水路(伊達堰)からの溢水が3件、国道342号(川通地区)での落雪2件、畜舎除雪の際の機械による建物破損1件などが村から報告されました。対策本部設置にともなって留意しなければならない必要な措置はすでにとられていたり、今後とりくむ予定のことも説明されました。幸い、この先幾日かはややおだやかな天気となりそうですので、積雪深はぐんと下がると見込まれます。

議員からは、交差点など見通しの悪い箇所の除雪、通行者に危害が及ぶような空き家への対応、横手東成瀬線の落雪、用水路の水確保対策、軒の除排雪対策、道路除雪作業にはたらく方々への新型コロナワクチン対応などで意見が出され、それぞれ村の考えがしめされました。今年の厳しい冬はまもなく過ぎるでしょうが、的確な雪対策、豪雪対策は今後も、そして来年以降も継続されるものであります。「被害を防止する」という柱でこれまでと同じようにお互い情報交換をより強めながら備えていきたいものです。