今年最後のバラの花

「これが、今年最後のバラの花」ときのう妻が言いました。

それは妻が仲間だったMさんからいただいた切り花の小さなバラの枝を挿し木して育てたもの。Mさんは、今年の夏、病により遠い世界へ旅立たれてしまわれました。妻も私も、挿し木で咲いた花一輪を観る度にMさんの笑顔を想います。

バラのそばではサザンカも凜々しい花びらを見せつづけてくれます。外はいっきにモノトーンの世界入り。そうなれば、心癒やしの目は玄関にあるわずかの花々にどうしても向きます。