食べる木の実、草の実の代表たち

東成瀬小学校創立20周年記念式典が24日に行われました。

式典次第と小学校の歩みは写真の通りです。新型コロナ禍での式典なので案内の方も極めて限られ、全校児童の斉唱なども感染症防除を配慮、式辞や挨拶にも「新型コロナ」の言葉が込められるなど、コロナを意識せざるを得ない式典となりました。
▼過ぎた休日で籾すり作業をすべて終えました。収量は昨年より1割ほどの減と大幅に落ち込みました。主な要因が何かはこちらにはわかりませんが、干天続きと水管理等が影響したのでしょうか。村の全体の収量結果がそうならないよう願うばかりです。

ともあれ収穫作業は終わりました。心配されたカメムシ被害は、我が家ではほぼゼロ。これだけはホッと一安心です。

これからは収穫機械の掃除がまっています。実は、収穫作業そのものよりもこちらの掃除作業がなかなかめんどう。仕事というものはたいがい、作業本番よりも段取りと後片付け(掃除)が大難儀。これは、家庭でも同じで、ご飯の支度や食器洗い、掃除・洗濯などが大変なこととやや似ています。

▼籾すり作業を終えてから、近くにあるシラグヂヅル(サルナシ)の実を採りに散策。そばにはエモゴ(ムカゴ、ヤマイモ・自然薯の実)、ヤマブドウ、シバグリ、アケビなど山の幸がいっぱい。今年はヤマブドウもシバグリも豊作で、それにドングリもよく実を結びました。

おかげでクマをはじめ野の生きものたちは大喜びのはず。これで食物連鎖の環は順調につながり、自然界の生きものたちは安心して冬をむかえ、厳しい季節を越すことができるでしょう。シバグリとドングリの実は野の生きものたちにとって極めて大きい存在ですからね。

ムカゴとシバグリはお米といっしょに炊き、ムカゴごはん、クリごはんでいただきました。焼き栗もおいしいですが、昔の人々はムカゴを茶煎りであぶり食べました。シバグリはやはり一度は栗ごはんを楽しみます。サルナシ(こくわ)はまだやや堅いので、キウイと同じようにしばらく追熟し、指で押してとぷとぷ軟らかくなったらいただきます。天然のキウイと呼ばれるその甘さはまた格別です。