3日間続いての真夏のような気温となり、きのう稲刈りを終えました。連続して3日も雨の心配まったくなしで刈り取りを終えたのは久しぶりのことです。
いつもの年だと一度や二度は、刈りながら「雨がいつくるか」と西の空をながめ、気が気でない作業の日があります。しかし今年は作業開始期のありがたい晴れ続きで、行き交う農家のみなさんは一様に「助かった」という表情で笑顔もこぼれます。
ただ、好天の喜びの一方で作柄は当初予想されたよりかなり落ちるようで、「10㌶ほど収穫したが、こどしは、不作だ」という声も聞かれます。
我が家も、刈り終えたところでモミ量を例年と比べていますが、やはり平年より少ないようです。すべての籾すりを終えた時、減収幅がどんな結果となるかです。
きのう早朝、モミ乾燥の進み具合を見回りに外に出たら、奥羽山脈を南に向かう飛行機雲が朝日に反射し美しい航跡を見せました。その朝から今年初の籾すりを行い、夕餉には新米を神棚に献げました。
近年はカメムシ被害が深刻となり、我が家は今年も二度の薬剤散布を行いました。「県内ではカメムシ多発」の情報が夏に出ていたものの、今年の我が家は一回目の籾すり段階では被害粒がほとんど無しです。
めずらしく、コンバイン、乾燥機、籾すり機、調整機と4つの機械はすべてトラブル無しでまずは動きました。お天気よし、機械よし、カメムシ無しのスタートとなりましたが、収量は減?の声もあり、米価は概算金大幅下げということなので複雑な思いにかられる出来秋となりました。