深山も芽吹きの季節

5月1日で木々の芽吹きが標高800㍍ほどまで上がりました。

その日の午前、合居川渓谷のほんの手前まで少し入りましたが、林道には、ここ10数年にみられないほどの規模の大きな雪崩があり、道路は岩のような雪の塊でふさがれています。

これでは、雪塊の落下が危険でもうしばらくは除雪作業もできないでしょう。徒歩でも、雪崩の場所を歩き慣れたマタギ系列の狩人やハギミ(山菜採りのプロ)の方以外は入山は避けたほうがよさそうです。

同じ日に、28日に開通した国道342号を栗駒高原方面へ向かいました。国定公園入り口の大谷地付近までやっとブナの萌芽が始まっていて、そこで雪原を少し歩き引き返しました。合居川渓谷に比べこちらの道路斜面の雪はそれほど多くありません。過ぎた冬の山の雪は、村の岩井川方面での降雪が椿川地区よりも多かったのでしょうか。

往き来に眺める絶景は里山の春黄葉と成瀬川の背にそびえる名峰・東山。今年は連休の晴天が途切れ途切れで、焼石連峰や東山に連なる仙北街道方面への雪上歩きの機会をもてずに過ごしてしまいました。

▼4日には田んぼの耕起を終えました。粘土質の我が家の田んぼは、雪解け直後ということもありまだ水が溜まっていました。しかし、連休明けから行事がぽつぽつと入るので、「やれるうちにやっておこう!」とムリして作業に入りました。

案の定、場所によってはトラクターがかなり深く沈むところもありましたが、なんとか作業を終えました。

田んぼ土手に栽培しているゼンマイも採れはじめの頃をむかえ、童の臨時保育を兼ねながら、田んぼ作業に、ゼンマイ採りにと過ごす日もありました。

田んぼのまわりには残雪も少し見られます。カタクリやキクザキイチゲがここでは連休中に花姿真っ最中でした。