りんごの処理木運び

ようやく雪解け本番の季節に入りましたが、雪ぐにでは、春になるともうこんどくる冬にそなえた仕事が待っています。

その大事な備えの一つが燃料用の薪つくり。とりあえず今急いでいるのは、横手市の果樹園で身内の農家などが処理したりんごの剪定枝と雪害や腐朽で傷み倒れたりんごの木の運搬です。

果樹園は消毒作業に入りますので、まずはその作業の差し障りとならないよう処理木の運び出しを急ぐ必要があります。我が家では樹園地から寄せられたその処理木を過ぎた週末に薪用として一日目の運搬にとりかかりました。

倒され切断された太い木々の多さを見て、あらためて今冬の豪雪被害の大きさ深刻さを思わせられたところです。

▼処理木運搬作業を終えたら、土手に出ているヒロッコ(アサツキ)を見た妻が、「晩げぇ、サバ缶でヒロッコカヤギ(貝焼き)だ!」と言い、農作業小屋そばの土手に生えているだいぶ緑になったヒロッコを掘り出しました。

わが土地では昔から「体によい(病気を防ぐ)」といわれてきたヒロッコ。野のヒロッコは今年初モノのごちそうです。旬の山野の菜などを摂り、食の面でもいろんな方策で抵抗力を強め、ウィルスや細菌にそんなにたやすくは冒されない体づくりに心がけたいものです。