福寿草をそえてお祝い

13日(土)は中学校の卒業式へ。

新型コロナ禍のはじまりだった昨年の卒業式は、保護者も式典会場に入れずの残念無念となりました。同じコロナ禍でも今年は、小規模校でなおかつ広い体育館が式典会場ということもあってでしょう、またコロナ予防対策が社会的にも徹底されるようになったからでしょう、今年は保護者も在校生もすべて出席でき、そして少数ながらも来賓参加の下での卒業式となりました。

ただし来賓の範囲は当然ながらせばめられ、案内を受けたのはPTA会長、村長、議長の3名。式典も所用時間を最大限短くする配慮から、来賓挨拶はPTA会長一人に限定。密状態での吐く息を制限するために生徒たちの吹奏楽演奏はなく、国歌は出席者の斉唱なし演奏のみということで進められました。唄は、生徒たちによる校歌ひとつのみ。

式典前日、議会が終わった後に自宅そばのいつもの福寿草が咲く土手に立ち寄ったら、わずかの蕾が花開き始めていました。そばにはノウサギの新しい糞も。土手には若緑の雑草がほかにも出ていて、ノウサギはその緑を目当てに訪れた様子です。

雪解けシーズンになると毎年通う湧水脇のノゼリも、それまでの錆びた緑から旬の若緑へと変わり始めています。

今日は、卒業された20名のみなさんへ、春一番の幸せの象徴ともいえる福寿草と、若者・青春の躍動イメージになんとなく連なるノゼリとバッケ(フキノトウ)の若い緑を載せてお祝いです。式典に出席できなかった議員各位からのお祝い心もみな込めて、卒業生のみなさん、あらためておめでとうございました。

封建の昔なら11歳から17歳頃は元服で大人の仲間入りだったそうです。みなさんを保育園入園式の頃からみている私にとって、毎年、小中卒業生の姿を見る度に「なんと、立派に成長してくれたもの、育ててくれたもの」と感無量になります。卒業生のみなさん、夢、目標にむかっての今後の大いなるご活躍をお祈りいたします。