集落・里山一番の大ビラ(大雪崩)落ちる

予報通りの吹雪でまた寒空が2日続き、その後にはようやく春を呼ぶようなお天気となりました。

その吹雪の直前には、わが集落真向かいのヒラ(底雪崩)多発地帯で、最も大きなヒラが落ちました。大雪だったせいもあるのでしょう、過ぎた日の雨天で村の里山では規模の大きなヒラはだいぶ落ち、氷で厚く固められた雪塊、氷塊がそこではなくなりました。雪崩跡では、そこに今後新たな降雪があり雪が積もり重なっても、その新雪は層が薄く比較的軟らかで雨が降ればすぐに解けるはず。なので、この春の山菜はいつも通り順調に早く芽を出してくれるでしょう。

きのう所用を果たす途中、合居川渓谷入り口のブナの森を入道地区から眺めました。新雪がブナに降り注いだ後に陽が差し込みましたので、思わず「うわーッ、きれいだな」とつぶやいてしまいました。午後には大曲まで行きましたが、横手から仙北地方まで、奥羽の尾根では新雪をまとったブナがやはり春の陽射しに輝いて見えました。きのうなど、県境深山のそうしたブナの森へ通ったら、すばらしい景色をながめることができたと思われます。

豪雪の今年は、当然ながらいろんな意味で雪対応のあれこれが多く、まだ冬の深山までへは足をむけることができないでいます。森と新雪がつくる「自然の美術展」を観に早く行きたいものですが、そんな、人に都合のよいお天気と日程やりくりはなかなかできないでいます。

今朝は、夜中に降ったほんのわずかの雪に陽射しがきらきら。ノウサギたちも新雪が深くないので歩きやすく、活動範囲がいっきにひろがっていて、住家軒下近くにまで足跡を残しています。