▼「沼や池塘に咲くダイヤ」などと私は呼ぶヒツジグサの花を今年も目にしました。
ヒツジグサは、わが村では稀少種中の稀少種。この花、午後になって、しかもおおかたは2時、羊の刻頃に花開くからというのが名の由来だそうです。なぜ開花を午後まで待つのか、確かめたことはありませんが、まことにふしぎな生態です。
▼野のイチゴでは、クマイチゴの仲間たちも真っ赤に熟す頃となりました。この頃になると、およそ1年半近く母とともに暮らした子グマはいよいよ若者となって独り立ちのとき。7月は、子グマの試練がはじまる季節でもあります。
独り立ちした若グマは、深山、里山を問わず山の中をうろちょろしやすいでしょうから、「クマ発見」の情報はあちらこちらからひきつづき寄せられるでしょう。およそ1歳半近くで独り立ちした若グマたち。はじめて自分だけで冬眠するこの冬を前に、秋にはおいしいブナグリ(ブナの実)を毎日おなか一杯食べつづけることができるはずです。
先日の新聞は、秋田のブナの実の今年の様子を「並み」と報じていました。いま鈴なりの実がもしこのまま稔れば、村の周囲のブナの実は並作どころか、ここ数年いや何十年に一度という稀に見る「大豊作」となるでしょう。ということは、今年受胎した母グマの栄養がブナの実で豊かとなり、繁殖率がいつもの年より高くなるということが考えられます。
そうなれば来年も再来年も、子連れのクマがとっても多くなる可能性大ですから、クマと人との出会い頭の事故多発もありうるということ。そういうことを今から考えての人間の行動が求められるということです。
ブナの実が大豊作となれば、喜ぶのはクマに限らずネズミなども同じ。ネズミなどが増えればそれらを食とする食物連鎖の全部の環が豊かになり、生態系への影響も少なくないでしょう。
▼10日午後は、県農業会議の総会とそれに続く会長会議があり、駅前のホテルメトロポリタンへ。
県町村会推薦の常任会議員として、わが村の村長にかわって新たに着任された県町村会副会長の加藤八峰町長さんとは議席がたまたま隣り合わせ。町長さんとは町村電算システム議会でも席が隣り合わせと、ずいぶんと隣りあわせの縁が重なっています。
この日は、県主催で、高速道路整備に関する規模の大きい地域づくりフォーラムが同じ市内で午後からあり、こちらには産建常任委員長に出席していただきました。