人口約33万6千人近くにのぼる越谷市の一角にあるイオンレイクタウン。その1階にレストラン街があり、村の赤べご・短角牛の焼き肉を提供する「花蝶」もその一画をしめ、かなりの広さをもつ店でした。
昼食にとった肉は、まことに柔らかで味もよし。ごはんも、あれはあきたこまちだったのでしょうか、お聞きしませんでしたが、こちらも肉と同じで申し分なしのおいしさでした。
稲庭うどんやいぶり大根の漬け物をふくめ、「秋田を食べていただく、売る」がここのお店の特徴のようで、われわれ一同、長野にむかってから何食かぶりに、秋田らしい味を埼玉の地で舌にのせることができました。
▼きのう、たんぼの水を切り、一時の干しにはいりました。しばらくは、早朝からの定期の「水見」通いはやらなくてすみますから気がいくぶん楽です。
たんぼのまわりでは、「トズラゴ(クマヤナギ)」の実が黒く熟れ始めています。木の実のなかでは、まずい味の仲間にいれられるトズラゴ。それでも昔の童たちは、こんな実でもせっせと食べ歩いたもの。試しに口にふくんでみましたが、渋みのある甘さで、飽食といわれる今は、一度ごちそうになればそれでたくさんとなる味でした。
▼妻が花卉栽培の農業先進地研修で若い頃お世話になった千葉・館山のSさんから、毎年定期便のように贈っていただいているトルコギキョウが届きました。花栽培で数々の受賞を誇る館山の篤農家がつくった見事な花は、妻の手で早速父の仏前に供えられました。
今年のトルコギキョウは花数も多く「よい出来よ」と、妻がともにはたらき教えを受けた「奥さん」が語っていたそうです。