季節は大寒ですが、きのうからこの先の週間天気予報では強烈寒波の襲来はほぼないようです。
きのうは久しぶりの本格的な青空の下で一日を過ごすことができ、一部建屋の雪下ろしに汗を流しました。お日様と青空のおかげで、連日の雪との格闘で疲れた体も休まり、やや鬱屈した気分も晴れやかとなりました。どこかの学校のスキー教室らしいバスが上っていきましたが、きのうならジュネススキー場は晴れ空の下での最高に楽しい滑りができたと思われます。きのうに教室日が当たった学校は運がよかったですね。
除雪スタッフの皆さんも、村の豪雪対応の職員達も、月末までのこの天気予報で緊張と疲れが蓄積されていた心と体がなんぼかはゆっくりできるかと思われます。予報どおりになってくれることを願いたいものです。
成瀬川の淵に棲むアオグビ(青首・マガモ)やデロガモ(泥ガモ・カルガモ)の群れも、きのうの晴天下では「いい、温もりだな」という姿勢で陽射しを受け川から上がり羽を休めていました。日向ぼっこをしていたそんなカモたちでしたが、私の姿を見たら警戒態勢で川面に入り、いっきに飛び立ちまたすぐそばの淵に舞い下りました。1月31日までは狩猟期間ですから、彼らの警戒がいつもより緩くないのは当たり前です。
▼米国でバイデン大統領が就任し、早速「地球温暖化対策のパリ協定復帰」「WHOからの脱退撤回」など一連の大統領令著名や就任演説を通じて国際協調や社会の融和、人権尊重、人種差別の解決に向かう姿勢のニュースが流れました。私のきのうの心の晴れやかさは、米国の民主主義が健在でそれを象徴する大統領が就任したことに対する安堵があったからかもしれません。
人間としてのあるべき姿勢に立ち続け、民主主義の尊さを主張してきた新大統領と私はとらえています。米国だけでなく世界の人々から見ても範たる指導力を発揮され、分断と極端な格差がひろがる矛盾を解決する道筋を描き実行してほしいものです。
自分の言葉で語り、論理性と情感にあふれ説得力のある発言と発信力、格差是正の主張と多様性の尊重、副大統領をはじめ長年の豊かな経歴、バイデン氏のその豊かな人間味と指導力に私は大いに期待を寄せている一人です。限られた言動だけからの直感ですが、現在の世界の中では、久しぶりにみる優れた政治家だと私はとらえています。言葉に裏付けられた着実な実行がはかられることを願っています。サキ新報道官の報道陣を前にした発表の「意見が違うかもしれない。しかし、それが民主主義」という旨の言葉も胸に響きました。
世界でも国内でも、国政でも地方政治でも、為政者には、意見の違いに耳を傾け、批判をありがたいと受け止める度量、寛容性が求められます。政治に批判があるのは当たり前、それが民主主義というものです。批判を大きな度量をもって受け止められなくなれば、内からは諌言の者がいなくなり、やがてそういう為政者は「裸の王様」となってしまったことを、世界も我が国も歴史が我々に教えています。
今日は、唯一の被爆国である我が国にとっても世界の人々にとっても長年の念願であった核兵器禁止条約が発効される記念すべき日でもあります。国際法として人類が核兵器を違法とする日であり、核兵器廃絶にむけた世界の新たな出発の日となります。わが村議会は、非核平和宣言を唱える村の議会として、核兵器廃絶についての意見書をこれまで度々政府にあげてきました。この条約発効を大きな節目として今後も核兵器廃絶に向け力を尽くさなければと思ったところです。