「活気ある地方議会を目指す全国大会」がきのう都内のホテルグランドアーク半蔵門で開かれ、秋田県町村議会議長会の会長代理として出席しました。
新型コロナ禍により、今年度に入ってから都内で開かれるすべての行事や会議が中止となったりあるいは自主的な配慮で欠席していて、こちらは春以来初めての都内行きとなりました。
都の新型コロナ感染確認者が一日で過去最多の493人、国内でも新たに2203人の感染確認で過去最多を更新したこの日、会議の運営は当然のことながら感染防止をとって進められ、大会の構成員も極力少なくし、それぞれの都道府県を代表する各地方それぞれの議会議長会代表一人ずつだけのようでした。
大会は、全国都道府県議長会、市議会議長会、町村議会議長会3団体共催で、総務大臣、衆参両院の総務委員長を来賓にむかえ、国に対して別掲のような内容の実現を求める決議を上げました。
大会では、東北大学大学院の河村和徳准教授による「地方議会・議員のあり方について」と題する講演も行われ、地方議会がかかえる課題の要点を衝いた講話を拝聴しました。
▼往き来の新幹線の乗客の少なさ(一車両の座席数の約一割ほどの乗客)。▼東京駅から会場往復のタクシーの運転手さん(ご年輩)のお一人が語られた「コロナで、4割も月給が減った。自分は年金を受給しながら働いているのでなんとかなるが、食われないので会社を辞める人が出てきた。働き盛り世代はほんとに困っている」と自分から語り出した言葉。▼もうお一人の個人タクシーの方(やはりご年輩)が「稼ぎは以前の半分。車のローンが終わったからいいものの、大変だ」と嘆いた言葉。▼新幹線の車内、駅、大会会場、昼食時などにコロナ感染防止を意識しつづけた動き。▼大会の会長挨拶、来賓挨拶、決議、講演などにちりばめられた新型コロナ禍をあらわす言葉もふくめ、一挙一動作の手先から頭のてっぺんまでコロナが思案から離れない一日となりました。
きのう日中の都内は暖かく、正午からの会議が始まる前に、皇居半蔵門そばの千鳥ヶ淵脇の公園ベンチに腰掛けて温かな陽射しをひととき浴びました。
観桜スポットとして名高い千鳥ヶ淵ですが、桜だけでなく様々な公園樹も多い所。でも、この日歩いたお堀のそばでは冬の花サザンカを見ることはできませんでした。