夏は野菜や山菜洗いなど、冬は雪消し用として、山里でくらすにはとっても役にたつエド(井戸・池)。そのエドの掃除、エドかぎ(井戸掻き・池の泥上げ)にきのうとりかかりました。
そのエドかぎは、童たちがとても喜ぶ作業なので、できれば学校や保育園が休みの時にと思っていたのですが、今後のお天気や仕事、行事の都合もあり、また時期も時期、やむなしと二人だけでの作業にかかった次第。
昔のエドなら、洗い物、消雪に加えて食べるための鯉やウグイ、イワナなどまで泳いでいました。今も魚は泳いでいますが、エドに棲むその魚を食べることはほとんどなし。山里の食の変わりようはこういうところにもあらわれています。
当然のことながら、食べなくなった池の鯉は年を経るごとに大きくなります。中には丸々と太ってひとかかえほどの大きさになったのもいて、つかまえて暴れられると、こちらの体が揺さぶられるほどの重さです。特別エサをやらないイワナも、用水路から入る水棲昆虫などを食べているのでしょう、どんどん大きくなっています。
池の泥上げは、我が家の冬支度の締めくくり。残している農機具小屋の冬囲いを少し終えれば、あとはいつ根雪になってもだいじょうぶというところまで支度は進みました。