春空高くを舞うクマタカ

15日、自宅の中から窓越しに南の空をながめたら、偶然、はるか高みの空を南から北に向かって飛ぶタカらしい鳥が目に入りました。

肉眼だけではその鳥の名前が何かはわからずのまま、急いでカメラ手に外に出て、北の空に舞う鳥をまずは数枚写しました。眺める姿からしてそれは「クマタカ」とほぼわかりましたが、双眼鏡で確かめる余裕などありません。

肉眼でそのまま眺めていたら、鳥は旋回しながら高度をグングン上げ、たちまち黒い小さな点のようになってしまいました。あれだけ高く上がるのはまちがいなく「クマタカ」と決めたものの、もう高度を下げる様子はなく、やがてその「黒点」すらも見えなくなりました。こちらの眼は遠くへの視界はかなり利くほうなので、その眼利きでも見えなくなるほど高くへ舞い上がる姿をしばらく眺め「すごいなぁ」と気持ちが少し高ぶりました。

家に入って画像を確認したら、鳥はやっぱりクマタカでした。もしかしたら、この前入道野尻の住宅すぐそばで見かけたクマタカかもしれません。おそらくここら辺一帯を住み処として飛び回っているのでしょう。

あまりに空高くの姿なので拡大したら写真はぼやけてしまいましたが、クマタカらしい輪郭と羽根模様のあらましはわかります。3~4月が産卵期といわれるクマタカ。これはどこに巣をもつクマタカなのか、私の関心はいつもそこに集中します。

▼湯沢雄勝広域市町村圏組合の3月定例議会がきのう開かれ、令和2年度予算案などが審議可決されました。

新消防庁舎が完成したため、前年度より予算規模は大きく減じ、令和2年度一般会計の予算総額は3,068,831千円となります。同じようにこの日可決された令和元年度の一般会計補正予算の総額は4,486,470千円となりました。

この日は、定年退職となる事務局長や会計管理者、消防次長、課長など退職幹部職員5名の方々が議会閉会後あいさつに立たれました。あいさつには、それぞれの深い思いがこめられておりました。退職される方の中には、私が広域議会の活動を始めた頃からの方もおります。26日の新消防庁舎の開所式でもまたいっしょになりますし、再任用の方もおりますが、みなさん、長いお勤めほんとうにごくろうさまでした。

▼議会の行き帰りに眼に入るのは、すっかり雪のなくなった平野部の田んぼで食事をしているハクチョウたち。豪雪県南雄平地区の田んぼで、こんなに春早くから餌をとれるのはめったにないこと。餌のとれる範囲がはるかに広がったおかげで、今年のハクチョウたちは「あきたこまち」の栄養をたっぷりとって大陸へ渡れるでしょう。