11月29日、議会の運営委員会と全員協議会が開かれ、12月定例会議の日程を明日3日~13日までと決めました。通年議会のため、今年1月の招集議会で会期を1月4日~12月13日までとしていますので、12月定例会議は会期最後の議会となります。
一般質問は11日に行われます。予報では今週からはまた降雪が続く様子です。積雪で外での作業などが出来なくなり、諸々の活動もある程度落ち着く頃でしょうから、ぜひ傍聴にお出でください。団体のみなさんの傍聴もお待ちしております。
▼先月29日の午後、いったん30㌢以上積もった雪も、県境付近まで車が行けるほどに林道の雪が消えた様子でしたので、車を土倉方面の林道に向けました。
さすが、岩手県境西和賀町境の南本内川流域近くまで上がると降雪の量が多し。気温も低いため道路にも雪があり、午後になったら雲が厚くなり新雪も舞い落ちてきました。
採石場の周囲では、その雪の上に朝方歩いただろうクマの足跡が見られました。それは岩手側から車道を下ってきて、岩井川部落の入会地となっているブナの林に下った足跡です。まだ越冬穴に入るようなうごきではなく、そこらの林で食べ物をさがしているのでしょう。
途中、見事な羽色をしたオスヤマドリが道路にいましたが、カメラを向ける余裕のないうちに林に消えました。初冬のヤマドリ、とくにオスヤマドリは木の実をたっぷりと採れるために脂肪が普段よりはるかに多くついています。なので、ほかの季節よりも体が一回り大きく、羽の光沢も一年でもっとも見事な輝きを見せます。
その華麗ないでたちのヤマドリ。翔ぶ姿は、脂肪で体が丸くなっているためかやや体が重たそうです。村のマタギ(狩人)たちは昔から「11月~12月のヤマドリの脂は軽くて、肉類のなかでは一番美味い」とよく言いました。この季節のヤマドリの肉は高品質の脂ののった最高級の食材でもあったのです。
▼さて、私の家周りでの散策も雪を踏む歩きとなっています。湧水に育つクレソン(オランダガラシ)は、積雪を見る頃になるととても緑が濃くなりおいしくなります。そばにあるユギノシタキノゴ(エノキタケ)とともに摘み取り、初冬の野の味覚を楽しんでいます。もう少し雪が積もったら、やはり湧水に育つ根が真っ白で長い旬のノゼリも摘んで、鍋ものを楽しもうと思います。