ピロリ菌がいなくなる

9月、胃腸内のピロリ菌を除去するための薬を処方されていました。この1日にその結果を検査していただき「菌はきれいになくなっている」という診断が出ました。

吐いた息を調べるだけで菌があるかどうかがわかるのですから、これは検査を受ける側としては楽。医師からは、「菌はなくなったが、胃の検査はできれば1年に一回はしておいたほうがよい。2年に一度でもいいだろうが」という言葉をいただきました。何事も予防への心がけが大事というわけです。

▼今週と来週は二度にわたって都内でのやや長い活動があり、「今のうちに」と、連休は冬支度の日々となりました。2日は自宅花木などの冬囲いや生活用水路の草刈りと掃除。車のタイヤも「10日あたりには雪かも」という予報が出たので冬用へ交換。89歳になる母は、取り残していた野菜の最後の収穫です。

3日は部落の共同作業。わが組は公園の掃除や遊具、植え木の冬囲いです。わが東村地区のほかの方々は、部落の冬のくらしをささえる用水路の草刈りと清掃を行い、流雪溝や池などに使われる水の通りに支障がおきないよう万全の備えが終わりました。集落で管理する神社などの冬囲いも終わり、これで豪雪に備えるための共同作業はすべて済みました。おそらく、村内どこの集落でも同じような共同作業が来週頃までには終わるでしょう。

そんな合間も、自宅やたんぼまわりで晩秋のキノコたちにもご対面。まずは、自宅の植木のなかで見られたムラサキシメジ。シメジ類が不作の今年ですが、ハタケシメジとムラサキシメジはよく出ているようです。

家のすぐ裏手では、晩生のラグヨウ(落葉・ハナイグチ)が、数はほんの少しですがまだ食べ盛りの姿で見られます。晩生の個体は、傘の色が濃いカネ色をして茎も太く、味も優れています。これは多くの種のキノコや植物などにもいえることで、晩生種は「モノがいい」のです。ナメコもいま採れるのは、味も形も色も、モノが最上級品。マイタケも「霜降りミャゴ」といって、晩生種は高級品です。晩生にいいモノが多いというのはナゼなのでしょうね。言葉は違いますが、人間社会にあてはめられる「大器晩成」という表しとも趣はやや共通しています。

自宅周りでは、ムギダゲ(ムキタケ)やヤマドリモダシ(クリタケ)も真っ盛り。根雪になるまで、我が家の食卓は、初冬の野のキノコを楽しむ日々が続きます。

たんぼの脇ではガマズミやクロモジの実も色づいて目立つように。ガマズミを口に含んだら、酸っぱい甘みが広がり、ガキ共で競い合って食べ遊んだ頃を思い出しました。