春絶景の季節に車がまだ通れない無念

おととい午後、所用があって須川高原の温泉地まで上がり、そのついでに須川湖周辺まで足をのばしました。

CIMG9757-1CIMG9758-1CIMG9761-1高原の温泉ですからまわりには残雪が多く、ブナの森林限界と高原周辺の湿地はミズバショウがこれから見頃となる様子。温泉や須川湖の周囲はタムシバの花がまっ盛り。周囲には、温泉に訪れたお客さんたちでしょう、私と同じように景色を楽しむ姿が見られました。

CIMG9762-1CIMG9764-1CIMG9765-1まだ栗駒道路(県道仁郷大湯線)が開通しないため、須川湖方面には徒歩でしか向かえません。でも、温泉からなら、歩いてでもほんの少しの時間でここまで行けます。湖周辺もふくめ標高1100㍍ラインの高原一帯は雪とタムシバとミネザクラ、イワナシ、これからはイワカガミなどの花でそれこそ桃源郷。こんなにすばらしい景色があるのに道路は閉鎖されたままというのはほんとに無念、もったいないことです。

観光立国、観光立県がかかげられています。、一刻も早く落雪や落石対策をとって通行閉鎖を早期解除し、ドライバーのみなさんが秋田、岩手、宮城を周遊できるようにし、平泉や仙台から近いこの温泉と高原景観の2大資源を一日も早く有効活用したいものです。

高原に関係する観光業者さんへは「早く開通をしてほしい」旨の問い合わせがひっきりなしに寄せられるそうです。村の観光業発展にとってもこの路線はいわば生命線の一つ。それもあって昨年は村と議会で落石、雪崩対策などについて特別の要望活動も行いました。

幸い、今年は、この路線に落石対策などでの予算が久方ぶりに盛られたようです。これは大のよろこびですが、しっかりとした安全対策を継続して講じていただけるよう、引き続きの予算確保へ声を大きくしていかねばの思いを強くしています。

▼きのうは、県南高規格幹線道路建設促進期成同盟会の総会へ。県南の首長さんや議長さんとは連続していっしょの会議。6月議会がはじまる前の5月は、全国いずこも同盟会総会の名が首長と議会の行事予定にずらりとならぶのでしょう。

高速道路はようやく山形とつながる見通しがすべてたち、すでにトンネルが貫通した院内道路は28年度に予定どおり開通するはこびのようです。当方、ある新聞に通信記事をせっせと書いていた若い頃、ある運送会社の長距離トラックの関係者から要請されてむかしのあの大変な主寝坂トンネルを取材し、その記事と写真を東北版に載せてもらい、ある国会議員を通じても含め話題提供したことがありました。その路線区間がいま、当時のあの難儀な道など想像できないほどに見事な高規格トンネルと道路へと変貌をとげています。

仙台の身内にでかけるときは、ほとんど山形経由で向かいますが、院内道路が完成し、さらに高規格ですべて結ばれれば、仙台へはさらに気軽に向かうことができます。山形からは、タケノコ採りだけでなくもっと多くの方々が村にも気楽に来ていただけるでしょう。