稲刈り終え、マイタケ初モノいただく

稲刈りをきのう終えました。

今年は、たんぼのぬかるみもほとんどなく、雨の心配もまったくなし。こんなにスムーズに稲刈りを終えたのは久方ぶりのことです。

刈り終えて乾燥機に点火をしてからの午後、「彼岸が明けないうちにお供えするミャゴ(マイタケ)を採ってくるか」と、ブナとミズナラの深山に足を向けました。

連休中に、プロ、セミプロなど多くの方々が山入りした後ですし、加えて今年はマイタケが不作なのか遅れているのかあまりよい作柄情報が入りません。そういうことで、収穫への期待はそれほどもたずに、まずは目当てのミズナラ10数本をめざして峰や斜面を上がり下がりします。

かって採取したことのある10本ほどのミズナラをめぐりましたが、やはりゼロ。「今年は、まだダメか」と半ばあきらめながら、かって幾度か大収穫した巨木に近寄ったら、なんとありました、ありました。最高品質、クロフのマイタケが、あっちにモッコリ、こっちにムックリ。

まだ採るに少し惜しい幼菌や採り頃の株も含め、まずまず満足できるほどの量が出ています。このまま大きくしたら3~5㌔㌘ほどの株になるような見事な塊も中にはあります。もう4~5日したら、「よいしょ」と声を出して背負うほどに大収穫できたでしょう発生状況です。

何度も何度も天然の逸品たちを眺め、手を合わせて「山神様」に感謝しながら、最高級の山の幸をいただいてきました。土から株を離すときには、ゴクッ、ゴクッ、と心地よい音がします。

今年は、お彼岸のうちにマイタケを供えるのはムリかなと思いましたが、ぎりぎりセーフで仏前に初モノをお供えできました。キノコをそんなに食さない妻も、「ミャゴ(マイタケ)とヒメジ(ホンシメジ)の若いのは好き」と言います。早速、サトイモを掘ってきて、畑と山の初モノでキノコ鍋の夕餉となりました。天然マイタケは、香り、歯ごたえ、味と、やはり格が段違いです。