豊かな海づくり大会、トラフグ放流

天皇陛下御即位記念 第39回全国豊かな海づくり大会が、7日~8日にかけて秋田市内で開催されました。

大会二日目のきのうも真夏日の炎天下、秋田港で行われた海上歓迎・放流行事に招待いただき参加。放流の魚種はマダイとトラフグです。

魚が一匹ずつ入れられた容器が準備され、私らが持つことになった容器の放流魚は、最近「北限のフグ」として秋田産が市場で人気を集めているという高級魚トラフグの稚魚。稚魚といってもいかにもトラフグらしく丸々と太っていて、おどけたような顔をしている10㌢ほどのかわいらしい小魚でした。

放流の前には、会場となった港の海で漁法紹介として漁船のパレードが行われ、各漁法に用いられる船とともに、男鹿海洋高校の実習船や県漁業取締船などもはじめて目にしました。

島国の我が国。豊かな海づくりのためには、豊かな山と森、豊かな川がなければならないことが強調された大会だったと思われます。豊かな山、森、川の上流を保ち育てるのは山村であり、そのためにも山村に一定数の人々が住み続けられる国の政策実現が大切になっています。

こういう内容の大会ではよくあることですが、会場はすべて写真撮影を禁じられていました。写真がないのはそのためです。渡された大会パンフレットに載せられている放流行事のプログラムをご紹介しておきます。台風15号の関東地方への上陸予測のため天皇、皇后両陛下は予定されていた海上歓迎・放流行事にご参加できなくなり、その旨が司会進行役のNHK坂本愛アナウンサーから告げられました。

その15号はやはり千葉県に上陸。その影響か今朝の室内は湿度80㌫の湿った空気で生暖かく、起床したら、東の空は橙色の朝焼けに染まっていました。