広域市町村圏組合議会の臨時会

湯沢雄勝広域市町村圏組合議会の臨時議会がきのう開かれました。

補正予算案や高規格消防自動車の購入契約案、消防庁舎の工事請負変更契約案が審議・可決されました。審議に先立ち副議長選挙も行われ、指名推選で私が引き続き副議長の職務に就くこととなりました。

広域の組合議会で活動することになってこの春で丸20年。はじめて広域議会にのぞんだ当時の質疑応答のやりとりをしのんだり、市町村合併前から共に活動した旧町村の首長や議長、議員さんたちのお顔を思い浮かべる、きのうはそんな一日でもありました。

▼タケノコ採りでにぎわった奥羽のブナの森も、6月下旬になればそのシーズンもそろそろ終わりを告げます。

雪解けの遅い箇所では、「ハギミ」と呼ばれる山菜採りを生業とする方たちの山入りがごく一部で続きますが、深山は再び人の声が多くはひびかないしずかな世界へ戻ります。

同じ深山でも、花の山々はこれからさらににぎやかになります。花の百名山として名高い焼石連峰や栗駒連山は、第2ステージの夏の花たちがそれこそ百花繚乱で咲き始めている頃で、登山者がいっきに増えるからです。

とりわけ焼石岳の唯一秋田側コースとなるわが村からの登山道には、8合目タゲの沼(焼石沼)の草原に咲くミヤマキンポウゲとハクサンチドリの群落がお見事になっているはずです。夏山シーズンのはじまりでこれからは人の足跡、人の声がほぼ絶えない日々となるでしょう。

高嶺の花のような可憐な美しさとはまた別に、里山でもひっそりと咲く花たちが、朝夕の水回りで田んぼにでかける私の目を引きます。

いま咲いているのは、おいしい山菜アマドコロの仲間の花。風鈴のような花かたちは、花ではなく実が鈴なりになっているようにも見えてしまいます。「花が鈴なり咲き」というところでしょうか。

その脇には、ガマズミの仲間が咲き、その樹下にはフタリシズカも。もう少し経ったら、田んぼ脇にはエゾアジサイが咲き始めるでしょう。梅雨本番、体で感ずるほんとうの夏が近くなったことを花たちは告げてくれます。