村議選が告示日で終わる

昨日告示された村議選。定数10に10人の立候補となり無投票という結果になりました。

私もその一人として、25年前の補欠選挙をふくめれば8度目の挑戦をし、連続7期目の議会構成員として仕事ができることになりました。

一定数の人口を保ち続けるための政策、それを見据えた首都圏地域との交流深化、引き続き村の条件・資源をいかした産業振興、隣接あるいは同じ管内の自治体と提携しての観光政策や雇用政策の強化など、村の自治をより強め発展させるとともに、自治体同士の提携もさらに密にしてゆくことがこれからは大切と思われます。

24年前の選挙のとき遊説をしていたら、当時小学生だった集落の女の子二人が、野に咲くチャワンバナコ(キクザキイチゲ)を摘み小さな花束にして駆け寄ってきました。二人の手には花束とともに小さなバッヂもにぎられていました。そのバッヂには「村のためにがんばります!」というきれいな文字が子どもたちの手で書かれていました。この時励ましをいただいたその女の子たちも、今は小学生の子をもつ母親です。

以来、選挙の度に、タスキにこのバッヂをつけ、歩みつづけてきました。子どもたちのイチゲ花束と小さなバッヂを私が心の中で大切にしているのは「初心を忘れるな」という教えのようにとらえるからです。村政を動かす大事な車輪の役割を担う議会です。その構成員の一人として、託された使命を果たすべく決意を新たにしています。