小、高の児童生徒たちを軸に、大人4名も出演の音楽劇「縄文ロマン~青い石のものがたり~」の公演がきのう村の地域交流センター・ゆるるんで行われました。
東京芸術座の俳優で、演技とともに脚本、演出を手がけられた佐藤アズサさん、村の劇団たけのこのみなさん、そして杉山彰さんの音楽で構成された今回の劇。大人の方々にささえられながら子どもたちは見事な演技を披露してくれました。
前段の、杉山彰さんとわらしっこ合唱団によるミニコンサートや、村のふるさと館館長・櫻田隆氏による縄文ミニ講座も、演劇を理解し引き立てるうえで大変好評でした。
幕が開いて、フーンと考えさせられたり、クスッと、あるいは大声で笑わせられたり、し・み・じ・みとさせられたり、明るい歌声があったりで劇は進みます。「ものがたり」が何よりもあらわしたかったのでしょう、「私たちが忘れてはならないもの、忘れてしまったもの」を、縄文の人々の時と心を所々にひきながらステージは私たちにうったえました。
演じた子どもたちは、学校や諸行事、ほかの放課後活動、個別のスポーツや文芸活動、お稽古事、レッスンなどにも時間を割かれるなかでの準備でした。同じように大人の方々も本業の仕事をこなしながら、その合間を見ての稽古に励まれました。
したがって稽古に費やした時間はほんとにわずかでしたが、前回の「能恵姫ものがたり」と同じようにみなさん感動あふれる演技をみせてくれました。女優の佐藤アズサさんはもちろんですが、劇団たけのこのみなさんもさすが存在感ある見事な演技で子たちをひっぱってくれました。裏方でささえていただいたスタッフのみなさんの大変な時間を要した準備とご苦労にも感謝でいっぱいです。
脚本・演出の佐藤アズサさんと音楽の杉山彰さん、方言指導の岡光先生、監修の櫻田隆先生は、ほんとによく子どもたちをこれほどまでに教えまとめてくれました。その「ささえ力」をありがたく思ったのは私だけではなかったようです。
みなさん、ごくろうさまでした。ありがとうございました。
当日、会場でお配りされたチラシをカメラにおさめ記録しておきましたので、ここにも載せて、みなさんへご紹介です。これをお読みいただければ、「ものがたり」が伝えたかったもの、あるいはきのうの公演で観る人々に伝えられた熱意のなんぼかは想像できると思います。