「うあーっ、すごぉい」と、息をのむほどの紅葉が合居川渓谷の断崖でいよいよピークです。
集落すぐそばでこれだけ規模の大きな柱状節理の崖紅葉が見られるところは県内でもそう多くはないでしょう。渓谷までの崖の高さが半端でないのもこの谷の特徴です。
紅葉が美しい崖のすぐ上部は村内で最も危険とされるマイタケ採りの現場です。足を踏み外せば100~200㍍近い谷底までいっきに落下の危険がともないます。こちらもそこに足を運ぶ時は、慎重にも慎重を期します。下を見れば足運びがにぶるほどの名うての断崖だからです。
ここはヒメマツ(キタゴヨウマツ)の緑が紅葉をひきたてるので、錦模様がなおさら美景となって目に映ります。渓谷の流れもその勝景の一役をにないます。
ホテルブランのやまゆり温泉を楽しみながら、ちょっと天正の滝方面へ寄り道すれば見事な紅葉が眺められます。お友達やご家族をお誘いしてこの絶景をご覧いただいたなら、みなさん大喜びするはず。是非、東成瀬村へ、合居川渓谷天正の滝といずくらの断崖紅葉へ、須川温泉の栗駒山荘とホテルブランのやまゆり温泉へお出でください。
▼先日、赤滝の滝壺の色について「クロームグリーン」などと書きました。あの滝壺の色をあらわす言葉がなかなか思い浮かばず、「色の名前(福田邦夫著・主婦の友社)」の図鑑を引いて最も近い名前を記したつもりですが、どうでしょうか。
青でも、緑でもない、最初は「コバルトブルー」などといいかげんに記しましたが、とてもとてもその色とはちがうので図鑑をみて訂正しました。もっと豊かな比喩をもち文学的な言葉で「色」の表現ができればいいのですが、私には無理です。そういうこともあって、21日の赤滝をもう一度載せてみました。あなたなら、どんな色言葉をつかって滝壺をあらわしますか。