幸寿苑敬老会、横手東成瀬線整備促進期成同盟会

きのうは特養ホーム幸寿苑の敬老会、横手東成瀬線整備促進期成同盟会の総会へ出席。
▼幸寿苑入苑のみなさんは、今年100歳のお祝いを内閣総理大臣から贈られたお二人をふくめ人生の大先輩たちです。山仕事をいっしょにしたりお世話になった方々がたくさんおられて、こちらなど、みなさんにすればいつまでたってもワラシのような存在といえます。毎年歌謡踊りを披露してくださる玉扇津久美会のみなさんの大師匠さんは85歳。みなさんの奉仕の心にはいつも感謝です。山里の秋の便りをそえてご挨拶申し上げました。

 

 

 

 

▼横手東成瀬線の期成同盟会は、鶴田県議会議長をはじめ横手、湯沢・雄勝の全県議と関係する県職員のみなさんご出席のもとで開催。粘り強い運動の継続を誓い合いました。

 

 

 

 

▼今日も、過ぎた連休に撮りだめていたきのこだよりの第3報で、あちこちの里山の部です。まずは姿の美しいタマゴタケをあげます。この季節になればこの種はほとんど終わりの時期で、写真の姿も色はまだそれらしい若装いをしていますが、中身はほぼ老菌です。

この日最初に向かったのは、太くて長くて丈夫な茎と傘をもつシトリテデ(ウラベニホテイシメジ)。我が家では、漬け物にして主に冬のおでんの食材として用いるキノコです。

 

 

 

 

次に向かったのは草むらの中。やや湿った草むらの中にはネスゲモダシ(ヤチナラタケでしょう)がまだみられます。おなじサモダシ(ナラタケ)の仲間ですが、発生はナラタケよりやや早めの種です。一本一本草むらの中に生えていて収穫には手間取るものの、ナラタケの仲間では「最も美味でとろみも強い」と評されているキノコです。味噌汁に少し入れただけで、ネスゲモダシはほんとに「味の素」のような見事な出汁が出ますからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

里山のブナの根元にはナラタケが、倒れた大木の枯れ木にはノギウヂ(エゾハリタケ)も張りついています。このエゾハリタケは8月に見置きしていたもので、それから一月半後の収穫です。このキノコは老菌になると軟らかくなり、それを飴色に染まる味噌漬けにして何年もの間ごちそうになります。老樹にはこうしてキノコの菌たちが取り付いて中から材を腐らせ、弱くなったブナは強風などに耐える力がなくなり、やがて倒れてしまいます。

トビダゲ(トンビマイタケ)やノギウヂ(エゾハリタケ)はブナを腐らせる菌類で、ミャゴ(マイタケ)はミズナラを倒す代表格の菌です。サモダシ(ナラタケ)菌は、老いたブナ、ミズナラのほか、多くの広葉樹にも取りつく森林界最強の菌類ともいえます。

草むらに倒れた広葉樹の枯れ木には、きれいな姿のワゲ(ヒラタケ)も群生です。秋分の日の頃のカラマツ林にはラグヨウ(ハナイグチ)も真っ盛り。今年は、アミタケとともに発生量が良好なようで、これらのキノコを好む方にとってはうれしい秋のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼我が家の彼岸お墓参りは昨日。彼岸入りからきのうまで、仏前には秋のキノコたちも日替わりメニユーで供えられ、最後の日のきのうはお団子をそえてお参りしました。