山の幸(キノコの王様)の第2報です

秋分の日あたりには稲刈りに入れるかなと予定していましたが、様々なことがあって23~24日の連休には晴天にもかかわらず作業開始が出来ませんでした。

その分、マイタケが盛りの季節に山入り出来る時間がいつもの年より多くあって、里山や、ブナとミズナラの深山へ細切れに通うことができました。きのうはその撮りだめ第一報で、今日はその細切れ第2報です。

21日朝は集団健診へ。行事等が重なり定期健診に行けずだったので追加の健診です。その後に週末の所用で村内を巡り、終わって昼近くに深山へ向かいました。めざすはクロフのミャゴ(マイタケ)。車から歩いて15分がこの日の目的のブナとミズナラの森。

30本ほどのミズナラをたずね歩き、真っ盛りのクロフが出ていたのは3本の木。この大きさになるまでよくぞどなたにも見かけられずにいたもの。ミズナラをめざしさえすれば誰でも簡単に採れるマイタケは、「運」と微妙な「間合」の差が収穫の決め手といえます。

22日には、稲刈り採りの最終準備を終えた後、これも近場のブナとミズナラの深山へ。家からすぐが奥羽山脈のまっただ中ですから、「近場でも深山」というわけです。

めざすミズナラにたどりつくまでの間には、ワゲ(ヒラタケ)やアシグロタケ、真っ盛りのホウキタケ、それにアケボノサクラシメジとサモダシ(ナラタケ)も。もう今年もサモダシの季節なのですね。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日めざしたのはマイタケのほかにシシタゲ(シシタケ・コウタケ)も。やはり30本ほどのミズナラをまわってマイタケと出会えたのはたった1本の木だけ。でも、その塊はマイタケとしてはおなじクロフでも最高級といえる秀逸モノ。幼菌でも1㌔近くの大きさですから、成長したら5㌔ほどにはなったでしょう、見事な株です。こういう塊にはめったにお目にかかれませんから、たったの1本でも、こんな時はうれしさが倍増です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シシタゲも、もう少し大きくしてから採りたいほどの姿でいくつか顔を出していました。


帰路には、ミズナラの枯れ木に名前のわからぬホコリタケの仲間のきのこも。これはタヌキノチャブクロよりもはるかに大きなキノコ(直径5㌢以上)で、見かける機会はそれほど多くないめずらしい種です。皮をむいたらまだ真っ白なので早速ごちそうになりました。

 

最後の3枚は毒きのこの仲間たち。まずはじめの真っ白姿はドクツルタケでしょう。これ1本を食べただけで確実に死にいたるという猛毒種。次の黄色姿はコガネホウキタケの仲間かな。これは軽い毒があるといいますが食べる地方もあるとか。最後は、きのこシーズンになれば毎年中毒ニュースに多く登場のツキヨタケ。見分けはとても簡単な種なのに、色が多様なのでまちがわれやすいのか。こんなに白めいたツキヨタケもあるのですからね。