ピンク映えのキノコ

初秋のキノコといえば、村では深山のトビダゲ(トンビマイタケ)と里山のハギモダシ(ホウキタケの仲間)、それにどこにでも見られるチンダゲ(チチタケ)がまずあげられます。

もう8月も下旬入りなのでトビダゲは稀に見られる晩生をのぞいてシーズンは終わり。一方、里山ではハギモダシが真っ盛りに近づこうとしています。

里山のナラ林に出るハギモダシは、緑葉濃い林地にきれいな菌列をつくって発生。その色が鮮やかなピンクや橙色で、環境がよければ大発生しますから眺めるだけでもお見事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我が家では初秋の食卓に欠かせぬキノコで、炒め物、煮物、味噌汁、刺身風にしてなどでいただきます。このキノコが盛りになるのは来週あたり。残暑は厳しいですが、台風20号が去れば、いよいよ村の秋も本番へと入りはじめるでしょう。

そばには、うどんやそばの出汁につかえるアシグロタケの仲間のキノコも見えました。おそらくキアシグロタケでしょう、ジェンコシナダゲ(オツネンタケモドキ)と同じで簡単に裂けぬほど「しねェ(噛み切りにくい)」キノコです。

 

 

 

 

里ではミョウガも採れる季節入りです。夕餉にはハギモダシとミョウガの炒め物で初秋の味覚を楽しみました。(ハギモダシの仲間には毒キノコもあるようですから、写真だけで食・毒を決めつけないようにしましょう。)