過ぎた日曜日は、深山の花たちを愛でながら山菜も少し手にしました。
この日は集落の春祭り。祭りの食卓には欠かせぬ山の幸、一級品のシドケ(モミジガサ)やウドが深山でもいよいよ盛りの季節をむかえました。
きのうは妻と二人で畦塗り作業にびっしり一日を費やしました。普段使わない筋肉や、腕と腰にかなりの力がかかるので、これは今時の農作業のなかでは「難儀」の部類に入るでしょうか。今は機械での畦塗りがほとんどで、わが集落でもクワを手にしてのこんな塗り仕事を続けているのはほんの数戸でしょう。
腕も痛い、腰も痛いの作業ですが、仕事を終えた後のきれいな畦を見ればそんなつらさはどこかに飛んでいってしまいます。それはきっと、手仕事というものへの達成感があるからなのでしょう。