知事と市町村議会議長との行政懇談会がきのう県市町村会館で開かれました。
知事をはじめ副知事、教育長、県警本部長、県の各部長、幹部職員のみなさんとわれわれ議長が会議で席を共にするのは年に一度のこの会議だけ。
両議長会から提出される要望とそれへの県側の答えを聞くというのが会議の最大の目的ですが、後に、じっくりと会話できる時間がとられているということも、出席者同士、地域の情報やいろんなことを学び合ううえで貴重な場となっています。
県の幹部さん、県央部や県北の議長の方々から、いつものように「雪はどうですか?」と聞かれましたので「50㌢前後の積雪です。雪下ろしをしている方々もいます」と答えたら驚いていました。秋田市内は積雪ゼロ、「こちらとは世界がちがいます。異国のようです」と、世界有数の豪雪の村と沿岸部の雪なしの土地を比べて申し上げておきました。同じ県でこんなにちがうのですから、たまげてしまいます。
その雪の村は今朝-6℃。きのう秋田の会議に出かける前、所用で村をまわったら「雪が重いので屋根に上がった」「屋根にいっぱい溜めると後で下ろすとき難儀なので、まず一回目の下ろしに上がった」と語る方が各地におられました。積雪量だけでなく、湿り雪なので重量があるようです。「20年ほど近く前にもこんなことがあった」と語る方もおられました。よく記憶されているもので、私の頭の記憶ポケットにはそれがまったくありませんから、記憶というものには大きなちがいがあるものです。
50㌢ほどの積雪をみると屋根に上がるのがここらのごく普通の人々の動き。ですが、こちらは、まだ11月ということもあり、時間もありませんでしたので、「そのうち3分の1ぐらいに雪は減るだろう」とタカをくくってきのうまでは屋根には上がっていません。