枝折れブナ芽はふくらみが早い

▼昨日は、湯沢雄勝地域の農業委員会でつくる連絡協議会の会議があり、局長、職務代理と出席。

協議会の大きなしごとは、地区の農業者大会。「全国でもまれにみるとりくみ」と県内外の農業団体や国会議員さんなどからいわれる農業者大会の準備役割の一端を協議会は担います。加えて管内委員が一同に集う研修会を開催することも。

今年の農業者大会は6月20日開催を内定。きのうは、今後の実行委員会等に提案される大会内容や予算、スケジュールなど計画原案が協議されました。

CIMG9888-1▼風にか、雪にか、それともクマによってなのか、ブナ大木の根元に折れ落ちていた枝があったのを先日雪原で見かけました。なぜなのか、幹についているブナの芽はまだ小さく固まったままなのに、折れ落ちている枝の芽はそれよりはるかにふくらんでいました。
持ち帰ったら、妻によって小枝は早速花瓶に。それからおよそ一週間、暖房の効かない玄関なのに、時々「3月下旬から4月上旬なみの気温」などと予報が告げるほどのおだやか天気なので、芽は少しずつ大きくなってきました。

12月の猛烈な降雪で一時は「5年続きとなるか」と覚悟された豪雪対策本部の設置も、もうそれは頭の隅におかなくてよいだろう雪加減の季節入りです。

今日は高校の入試、7日は中学校の卒業式。蓄えた力で着実に芽吹き花を咲かせる木々のように、村の生徒たちの全員合格を祈り願います。3月も半ば前後になればいつの年でも積雪は下降をたどるだけ。「春だ、こんだぁ(いよいよ)、春したぞ(春来たぞ)」の言葉の交わしあいと人々の動きが、今年の村ではいつもの年より早めになるような気がします。